全ての始まりは「ジオ」にある

先人の知恵が詰まった食卓も、

心を揺さぶる風景も、

ここにしかない文化はみな、

大地が織りなす物語へと続いている

さぁ島に息づく地形の味を、

世界と共に味わおう

小豆島ジオフード PHILOSOPHY

小豆島の歴史と文化は、この土地の息吹から生まれた。2000万年前の地殻変動と火山活動が形成した花崗岩層の上に、中新世に噴出した火山岩が堆積し、浸食を経て山地が形成された。これらの地質は、寒霞渓や海浜景観だけでなく、花崗岩の採石業や棚田、醤油づくりの町、オリーブ畑など多様な恵みをもたらしてきた。しかし、その繋がりが断ち切れそうだ。今こそ、ターニングポイント。新たな試み、「小豆島ジオフード」は、自然を守り、文化を育み、大地の恵みを味わうための挑戦である。

ジオ -Geo- とは? = 地球・大地・土地・地理を表す接頭語「ーグラフィー(=地理学)」「 ーロジー(=地質学)」

ジオフードダイニングイベント EVENT

01

小豆島ジオフードリサーチ

世界に向けて小豆島の「食と観光」を発信するために、新しい情報や技術、アイデアが必要不可欠となる。そこで、幅広い視野や今までにないアイデアをもつ世界で活躍するシェフを小豆島に招聘し、小豆島の食文化や風土、地場産業や生産者をフィールドワークで体感する。料理人独自の視点と技術でリサーチし、“食べる”ことを通じて地域との交流や新たなアプローチで小豆島の「食と観光」の新しい価値を見出す。

02

小豆島ジオフードツアー

小豆島の食の豊かさは根幹をなすジオと、島の人々の生活が連綿と紡いできた歴史である。「風・光・水・土・火」の5つのキーワードで、ジオを食の視点からツアー形式にすることにより、新しい観光のスタイルを目指す。

03

小豆島ジオフードダイニング

小豆島の旬の食材や、伝統の調味料などをふんだんに盛り込んだ料理とともに、この日のためだけに設えた、島内の素材を使ったテーブルウェアや、文化が光るコンテンツなど小豆島ジオフードを五感で楽しめるイベントを行う。料理人を中心に多分野の叡智を横断する実験の場を共有し、新しい「食の観光拠点」を生む。

開催事例

小豆島ジオフードダイニング
2023/12

ジオフード勉強会

地場産業の生産者とともに、ジオパークに関する調査研究者である香川大学特任教授 長谷川修一氏によるジオフード勉強会を開催。

小豆島ジオフードダイニング
2024/2

ジオフードダイニングテストイベント

  1. 01.ジオフードリサーチ

    ゲストシェフの船越雅代氏と約3日間、小豆島内のジオを感じる自然や石材加工場、地場産業のしょうゆ、素麺、佃煮、または生ハムの生産現場、鮮魚店、オリーブや野菜の圃場、自然の中での食材探しなど、小豆島の旬の食材をリサーチ。

    小豆島ジオフードツアー
  2. 02.ジオフードツアー

    小豆島外から有識者の方を招き、神浦、寒霞渓、醤油蔵を「食と観光」をつなぐ5つのキーワード「風・光・水・土・火」の視点でめぐり、食と文化、歴史の根幹を形成している小豆島のジオを肌で感じることで、ディナーイベントの価値を高めた。

    小豆島ジオフードツアー
  3. 03.ジオフードダイニング

    会場となった小豆島オリーブ公園がある西村地区は、日本の産業用オリーブ発祥の地です。ジオがもたらす風土を活かしたオリーブ栽培は、恵まれた気候と先人たちのたゆまぬ努力により、世界的評価も高いオリーブオイル育み、小豆島の文化として根付いています。

    開催時の2月の小豆島では、牡蠣やのり、舌平目などの豊かな海の幸、柑橘やイチゴをはじめとするフルーツや、冬でも温暖で雨が少ない瀬戸内海ならではの天日干しの寒製そうめんなど、冬の味覚が揃っています。ジオフードダイニングでは、リサーチした食材を使い、この季節ならではの小豆島ジオフードをお召し上がりいただきました。

    小豆島ジオフードツアー
    小豆島ジオフードツアー
[ゲストシェフ]
写真:船越雅代 / Masayo Funakoshi

船越雅代 / Masayo Funakoshi

NYのPratt Institute で彫刻を専攻後、料理に表現の可能性を見出す。料理学校 Institute of Culinary Educationを卒業。Blue Hillをはじめとするレストランで修業したあと、ヨーロッパからアジアを放浪する。オーストラリア船籍の客船のシェフとして太平洋を巡り、パリの老舗ホテルTandjung Sariのシェフを務めたあとは、2012年から拠点を京都に移す。国内外でその土地を食文化、文化人類学、歴史などの視点から掘り下げ、食で表現する活動を展開する。2018年より京都 Farmoon(ファームーン)主宰。

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運営組織 ABOUT US

小豆島ブランド実行委員会

豊かな小豆島を目指し、地域の資源と資産を活用しながら、国内のみならず海外を巻き込んだ新しい小豆島スタイルを生み出していくために集まったチームです。

TEAM

  • クリエイティブディレクション服部滋樹 (graf)
  • 企画・ディレクション会場構成竹之内佳司子 (graf)、松田沙稀 (graf)
  • 会場設営マル喜井上工務店
  • グラフィックデザイン吉田瑞紀(graf)
  • PR寺田愛 (graf)
  • 映像制作藤本達也
  • 記録写真山本康平
  • Web制作黒島慶子、ミラノシカ合同会社

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